自然エネルギーに代替するには長い時間がかかる

統一地方選のときに、私の住む市でも
原発廃止、自然エネルギーに代替」を叫ぶ市議候補さんは多かった。
違うだろと思った。
それは国政でやるべきことであって、地方政治がやるべきなのは、
「災害に強い街づくり」でしょう。
原発廃止、自然エネルギーに代替」というのは、耳触りはいいんだけど、
実際のところ、それが可能なのか本当に検証しているのかなと思う。
風力、太陽光、地熱などの自然エネルギー発電は、全部合わせても
1%しか総電力需要をまかなえていない。
いま原発に3割を依存しているわけだから、差は30倍もある。
40年かけて原発大国にしたわけだから、
同じくらい長期にみておかないと代替なんてできるはずがない。
いま数ある発電方法で採用するためのポイントは、
コストが見合うかということと、安定供給できるかということ。
安定供給できたとしても多大なコストを
支払わなければならないかもしれない。
単に電力のために多大なコストを私たちは払うべきなのか、
それとも省電力生活に舵を切るのか。
私たちの価値観が、いま問い直されていると思う。