リスクと責任

疲れた心と体に、はい、1本。
名言サプリ 其の87


リスクなきところに責任なし
責任なきところに成長なし


仕事で人が成長するときは、仕事を任されたときだ。
そしてその仕事がうまくいかなければ、客なり、会社なり、上司なりに
損害が発生する状況であること。
うまくいかなくても誰も困らない仕事を任されても、
お座なりにやるだけで、その仕事に身が入らない。
人は自分のために仕事もやるが、客の手前、会社の手前、上司の手前、
仕事をやってもいる。誰かに怒られないように仕事をするのだ。
誰かが困らないようにやろうとするからプレッシャーがかかる。
そこに責任が生まれ、はじめて自分の頭で考える。
だから、たぶん、人を成長させたかったら、どうでもいい仕事を
任せるのではなく、その仕事がうまくいかなかったら誰かが困る仕事を
任せること。「お前に頼んだぞ」といって任せることだ。
上司は、最後は責任をとってやるんだけど、
最初からそれを言わないでおく。
責任とかプレッシャーとか、仕事にまつわるそういうものを
以前は「張り」と呼んでいた。それがあるから頑張れると。
仕事に張りは絶対に必要だ。
上司がプレッシャーをかけてくれないなら、自分でかける。
成長したいならそうすることだ。