笑わせてくれる人

新聞の4コマ漫画の主人公になるぐらい、3歳児とか4歳児ほどの
子どもというのは、おもしろい発言をする。
それはもうどんなお笑い芸人よりも(親にとっては)おもしろいのです。


先日のことです。
お菓子の入っている箱を整理していたときです。
以前に祭りの屋台で買った飴細工の鳥が出てきた。
食べるのはかわいそうだから、もうちょっと置いておこうね
といったきり、忘れていたのでした。
鳥といっても、記憶からそう言っているだけで、
でてきたその鳥は、原形をまったく留めておらず、
ただのドロドロになって固まった水飴の塊でしかありませんでした。
それを見つけた長女は、
「あ〜〜〜、ガガちゃん〜〜〜!」(鳥類はすべて「ガガちゃん」)
といって泣きました。
「食べたかったよ〜〜〜」と、床にひれ伏して泣きます。
そして、私に向かって、
「とけちゃったよー、これ、見てくれよ〜」
っていったのです。
「見てくれよ〜」というその言い方に、私は大爆笑。
誰の口調の真似なんでしょうか。
笑いをこらえながら、
「見てくれよじゃないでしょ、見てちょうだいでしょ」と諭す。
よっぽど悔しくて、よっぽど残念だったのでしょうね。
今度、飴細工屋さんを見つけたら、カッパでもつくってもらおうね。