ゴルフは好き、ゴルフ場は嫌い

ゴルフはスポーツとしてはおもしろい。少しやったこともある。
だが、緑地を改変してしまうゴルフ場は嫌いである。
グーグルマップスで東京都を上空から見てみてほしい。
なんと緑の少ないことか。
大阪に比べて緑が多いとは言われているが、それでも少ない。
多摩地区は緑地が多いが、その多くは公園かゴルフ場である。
私の住む地域にも近くに有名なゴルフ場がいくつかある。
そのままの雑木林が残されていたら歩いてみたかったと思うが、
それも今はままならない。
高尾山まで行かなくても、もっと都心に近い多摩にも
豊かな自然が残されていたのだ。
それが今ではわずかにのこされているのみになった。
先日、北海道の釧路市の北にある標茶町では18ホールで
3000万円のゴルフ場が売りに出されたという。
昔なら会員権が3000万円だったのに、
今ならゴルフ場ごと買えてしまうわけだ。
標茶町は仕事で訪れたことがあるけれど、
なかなか風光明媚な土地柄だった。
一度、ゴルフ場にしてしまうとその後、森林に戻すのに長い時間がかかる。
全国のゴルフ場の面積を合わせると、東京都と同じ面積になるという。
たくさんゴルフ場をつくったのだから、もういらないのではないか。
そして、用済みになったゴルフ場をどのように利用するのか、
もし有効活用が難しいようなら、
多様な動植物がくらすような土地に戻してもらいたい。