子どもの序列づけ

友人のHくんは2歳半の息子と生後1か月の娘がいる。
Hくんの父親は、母親が再婚してからの義理の関係である。
2歳半の息子は、Hくんの奥さんのほうの両親は、
「じじ」「ばば」、Hくんの母親に対しては「ばば」というが、
Hくんの父親に対しては「おじいさん」というのだという。
血のつながりというものを彼なりに意識できるのか、
それともHくんの義理の父親に対する雰囲気から察知して
いるのだろうか。
Hくんは、
「犬は人間に序列をつけるというけど、
子どももそういうところがあるのかな」
といっていた。
そういえば、私の甥も祖母のことは「おばあちゃん」だが、
祖父のことは「おじいさん」と言っていた。
このことを兄に聞いたが、「知らん」というばかり。
「この人はどうやら重要人物らしい」というのがわかるのかな。
一方、わが家の娘は、妻の祖父母は「おじいちゃん」「おばあちゃん」だが、
私の両親は「岡山の」をつけて話す。
まだ「さん」とか「ちゃん」を使い分けてはいない。
なんにせよ、子どもの感覚というのは、
ある面では鋭いものがあるのでしょう。