自宅購入派

中学時代の同級生が自宅を購入したというので、訪ねてみた。
わが家からは車で30分のところにある。
静かな住宅街にある一戸建てで、2台ぶんの駐車スペースがある。
自分としても自宅の購入を考えているので、
ローンの面などいろいろ話を聞けてとても参考になった。
最近、周囲で自宅を購入したという人が増えてきた。
首都圏の住宅購入時の平均年齢は38、39歳ぐらいというから、
そろそろそういう年代に入ってきたということだろうか。
厳しい時代だから、だいたい6,7割の評論家が、
「自宅を購入するのはリスキーだ」と言っている。
不確実性の多い世の中で、リストラされるかもしれないし、
いまの給料が維持できるとは限らないからというのだ。
一方で、3、4割の評論家は買ったほうがリスクを減らせるという。
年金生活になったとき、家賃を払っていくとかなり厳しい生活に
なるし、高齢者には貸してくれない賃貸も多いから」というのだ。
どっちの意見もわかる気がするが、私の考えは購入派だ。
まず私が地方出身者だから、「根を下ろす」意味合いが強い。
それに賃貸よりも地域のつながりを強くもてる。
地域コミュニティのつながりが強ければ防犯上にもプラスに働く。
不動産価格はこれから下がるにせよ、それほど劇的に下がる
わけではない。1億円の物件で3割下がると3000万円の損だが、
3000万円の物件なら900万円でしかない。
1億円の物件ともなると金利分だけでもかなりの金額になるから
たしかにリスキーだ。だが、3000万円程度なら知れている。
1億円の物件を買うわけではないのだから、
不動産価格がこれから下がってもたかが知れている。
しかも私の職業は転勤がないし、スキルがあるつもりなので、
なんらかの仕事はこの先もあるだろう。
その点で買うことへのリスクはあまりない。
しかも今は不動産価格が下がり続けている最中だ。
底根で買うことなど、株と一緒でできないのだから、
自分たちのタイミングで、自分たちがいいと思ったものを買う。
周りの情報に流されないように、しっかり勉強して
近い将来に買えるといいなあと思っている。