職業のいい悪い

いまキャバクラ嬢が人気の職業だといいます。
次女が生まれるという話になると、
「娘がキャバクラ嬢になるといったらどうしますか?」なんて
いじわるな質問をしてくる輩がいる。
そういうのを否定すると、
「職業を差別するのですか?」
「だったら居酒屋の店員ならいいのですか?」
などとたちまち反撃される。
キャバクラ嬢はイヤだが、居酒屋の店員ならいいと答えた。
理由は単純。
居酒屋の客が金を払うのは酒や食べものに対してだが、
キャバクラの客が金を払うのは、言ってみれば
女性の「性」に対してだからだ。
そういうのはなんだかイヤな気がするのである。
同じ理由で、(そんなことは絶対にないけれども)グラビアアイドルも
反対するだろう。
じゃあ、「メイド喫茶はどうなんだ」とか、「耳かき屋はどうなんだ」と
言われると、そんなことはいちいち考えてないからわからないが、
どちらも「ただなんとなく」イヤな感じがするから反対すると思う。
そんな理由など「ただなんとなく」で十分だと思う。
「ただなんとなく」であっても、はっきり反対するのが親の役目。
すべて子どものやりたいようにさせるんだったら、
親なんかいらない。それを責任放棄という。
いい悪いは私が決める。「私がルールブック」だ!
親のやりがいはそこにあると思っている。