近所の小売戦争に思う

自宅近くの駅前にある伊勢丹がなくなるのではないかという
ウワサがまことしやかに囁かれている。
閉店したあと、そこには何が入るのかというと
イオンではないかというウワサがある。
近くにイトーヨーカドーがすでにあるので、
両陣営の全面戦争が勃発することになってしまう。
思えば大型店の出店規制がとかれて地方に大型店が進出、
駅前商店街を駆逐していったのが20年ぐらい前か。
その後、百貨店・デパートは時代の波に抗しきれず、
安売り陣営にまったく主導権を渡してしまったように見える。
かくいう私も伊勢丹を利用する機会はほとんどなく、
贈答品以外は安くてよいものを求めて車で移動して購入する。
もはや百貨店で買い物をして最上階のレストランで食事なんていう
文化どころか、ビジネスモデル自体が破綻したように見える。
とはいえ、イトーヨーカドーイオングループがいつまでも隆盛を
誇っていられるかといえばそれも難しい。
個人的には個性的な商店が軒を連ねるモール型複合ショッピング施設の
ほうが歩いていておもしろいので好きだ。
でも、これってよく考えたら商店街と同じだ。
アーケードがモールになっただけ。
日々の日用品は極限まで安く、こだわりたい商品は高くても買うという
消費者行動の二極化はこれからもさらに対極に進化していきそうだ。