「朝帰る父」の続き

うちの娘は、平日の夜は私と顔を合わさないので、
「夜うちに密かにやってきて、朝帰っていく人」として
私を認識している。
ベースが他のところにあると思っている。
別宅があると思っている(わけはないだろうが)。
これは我が家特有の事情かと思っていた。
ところが、ある公務員のパパの家庭でも同じような話があったらしい。
夕方に帰ってきて、毎日お風呂に一緒に入っていたというのにだ。
私が夜遅いからではなく、どこもパパはそういう扱いなのだ。
裏を返せば、いかに母親と過ごす時間が長いか、ということなのだ。
だから、2、3時間程度パパが早く帰って一緒のときを過ごしても
圧倒的な母親との時間に比べれば大差ないということなのだ。
いまだに朝になると、「帰るの?」と聞かれる。
別宅に帰っているのではないことに気づくのはいつの日か。