「マンマ・ミーア!」

観始めた瞬間、「しまった!」と思った。
私の苦手なミュージカルだったからだ。
映画のミュージカルが特に苦手。
ウェスト・サイド物語
サウンド・オブ・ミュージック
ムーランルージュ
どれも手放しで賞賛できるほどいいと思えなかった。


マンマ・ミーア!」を観始めて、
「こんな騒々しいだけの映画はイヤだ!」と思った。
ところが、だんだん時間が経つにつれて、見られるようになっていった。
これはABBAの音楽によるところが大きい。
マンマ・ミーア!」は舞台が有名なのだけど、
もともとあるABBAの曲を組み合わせてストーリーを構築した
ミュージカルであるらしい。
主演のメリル・ストリープがなかなかの歌声で聞かせる。
その娘役の若い女の子の歌もまあ聞ける。
でも、そのほかがちょっとおそまつ。
ピアーズ・ブロスナン(先代のジェームズ・ボンド)に
歌わしちゃアカンやろ。
とはいえ、全体的には楽曲のパワーで押し切ってしまえるものがあり、
なかなかたのしめた映画だった。
気分転換にはもってこいの映画だと思う。