奇跡のシンフォニー

養護施設にあずけられている11歳の少年が、自分の親に会うために
音楽の才能を開花させていく話。


あまったるいおとぎ話みたいなストーリーだけどそんなに嫌いではない。
見どころは少年の演奏シーン。
吹き替えだろうけど、リズム感とか、なかなかやるなって感じ。
主人公を演じるのは、「チャーリーとチョコレート工場」にも出演している
フレディ・ハイモアという子なんだけど、嫌味がなく安心して
観ていられた。


作品中にジュリアード音楽院という、子どもたちが音楽の才能を伸ばせる
学校が登場するのだが、こういう学校は国立なのだろうか。
日本にもこういう学校はあるのだろうか。
それから、ニューヨークのセントラルパークでこの音楽院主催の音楽会が
野外で行われるのだが、どうやら無料で誰でも聴くことができそうだ。
こういうところに文化を大事にする豊かさが見えて、
ちょっとうらやましく思った。
日本では一流の音楽を聴こうとすると数万円が相場の世界。
こういうところにもぜひ公金を使ってほしいものだ。