子は社会にとっても宝です

民主党政権の目玉が月額2万6000円の子ども手当てである。
中学生までの子どもを持つ家庭に支給されるため、
そうした子どもをもつ人は周囲の人から
「君んとこはいいよなあ」と言われているのではないか。
(初年度は半額支給の予定)
年額31万2000円なので、3人いる家庭は年額90万以上の
手取り増になる。配偶者控除がなくなるといってもそれを
補ってあまりある収入になるはずだ。
フランスなど出生率が回復している先進国では同じような支援策が
とられており、3人産めば母親は「親業」で食っていけるという。
(思うんですけど、これって養子縁組した場合はどうなるんですかね。)
それはさておき、これで出生率は上がっていくと思う。
子のいない家庭は増税となるが、子は社会にとっても宝であるし、
将来、納税してくれる人的資源なのだから必要だろう。
ちなみに我が家にももうすぐ2歳になる娘がいる。
もし仮に生まれたときから子ども手当てがあったら、
中学卒業までに468万円が支給される。
3分の1でも使わないでとっておけば、
大学進学の費用に当てることができるだろう。これは大きい。
高齢者に傾きすぎていた保障の割合を少し子育て、教育に向けた点で
とてもよい政策だと思うが、よく指摘されるようにこの政策のせいで
国の借金が膨らめば、結局そのツケを払わされるのはあとの世代になる。
(いまもツケを払わされている途中と言えるかもしれないが)
未来の子孫のクレジットカードで今の便利な生活を楽しんでいるという
ことになってはやりきれない。
財源の問題をどうクリアするのか、今後の民主党の腕の見せどころである。