今年の夏はなかった

「今年の夏はなかった」
とこの夏の感想を述べたところ、周囲の人で賛成してくれる人がいました。
32、3度では夏じゃない。
35、6度にならないと夏じゃない。
温暖化の影響なのか、頭が暑さでどうにかなったのか、
もうそういう感じになってきている近年であります。
冷夏の影響で野菜の値段が上がったり、果物の糖度が上がらなかったりと
人はそれぞれ騒ぎ立てています。
自然というのはそもそも「例年通り」にならないものなのでしょう。
暑ければ暑いで騒ぐし、涼しければ涼しいで騒ぐ。
いったいどっちがええんじゃ。
私なんかは暑いほうがいいです。冬も暖かいのが好き。
寒いほうがいいのは冬の温泉宿を満喫したいときだけですね。
今年は夏らしい入道雲さえ見ることが少なかったように思う。
夏がなかったから今年はつまんなかった。
夏は、
「今日は暑かったですね〜」
「死ぬかと思いましたよ〜」
「もう夏バテですよ〜」
「今日、熊谷は38度なんだってー」
という会話を交わすのがたのしいのですよ。
今年はそんな話ぜんぜん出なかった。
しょうがないから
これからの時期は、
「昨日の台風すごかったね〜」
という会話を楽しむことにしよう。