「一緒に食べる」ことの大切さ

「子どもが食事をまともにしてくれない」という悩みを
子育て中の親は、一度は持ったことはあるのではないか。
食べ散らかすならまだかわいいもので、
本当に親が頭を悩ますのは「食べない」ことだ。
わが家でも1歳10か月の娘が野菜だけ食べないとか、
スープだけ飲まないという日があったりする。
最近気づいたのは、そういうときは必ず子どもだけのメニューを
用意していてそれを食べないという法則だった。


細君のママさん友だちが、子どもが食べてくれないことを
子育て支援施設の人に相談したところ、
「子どもと一緒に食事していますか?」と聞かれたという。
ママさん友だちは二人目の子どもがいたりして、
とても一緒に食事できる状態ではなかったのだという。
そういう事情もわかるだけに、大変だなと思う。


たぶん、子どもは親と同じものを食べたいのだし、
一緒に食事をしたいのだと思う。
うちの娘はアレルギーがあるので、まったく同じ食事という
わけにはいかないのだが、形状を同じようなものにしたり、
平日の夜は妻だけでも必ず一緒に食事するようにしている。
今朝も子どもにだけスープを用意したら全然食べなかったので、
少しだけ大人も同じスープを用意して食べてみせたところ、
本人も食べてくれた。
自分だけ食べているのがつまんないんでしょう。


そういえば、家出したり街に夜遊びに行く中高生の親は食事を自分で
つくらない場合がほとんどだと、教育評論家が言っていた。
渋谷の街頭インタビューでも真っ黒な顔の女子高生が、
「食事が用意されていたら家に帰ると思う」と語っていた。
やっぱり一緒に食事をするということが大切なんですね。