無人島に何を持っていきますか?

無人島に行ったとして、3つまで物を持っていくことができます。
あなたなら何を持っていきますか?


質問の答えで、ある程度、人生観とか幸福観がわかります。
私はナイフと火打ち石など火をおこせるもの、それ以上は
いくら考えても出てきませんでした。
いまなら「ものすごく難解な仏教の本」とかいいかも。
友人夫婦は、旦那のほうが「日本酒。飲んだあとは瓶の底をレンズにして、
火をおこせるから」といい、嫁さんのほうは「フライパンとか鍋」
という主婦らしい答えでした。
渋谷の若者なんかは、「ケータイ」とか「冷蔵庫」、「エアコン」といった
電気で動くものばかりを答えるそうです。
太陽電池で冷蔵庫が動かせたらいいですがね・・・・・・。


というわけで、その人がどれくらい物に依存しているか、
生きる力、サバイバルする力を見極めるのにいいと思います。
結婚を考えている相手に質問してみてもいいかもしれないですね。


この質問の答えには、人それぞれあるでしょうが、私の妻ほど、
人々を驚愕の谷に突き落とす答えをする人はいないでしょう。
なんと答えたと思いますか?


飛行機




だって。


スゲー。脱出する気マンマンじゃねーか!!
なんという発想の転換コペルニクス的でさえある。
要は飛行機か船で脱出しちゃえばいいじゃんってこと。
それは思いつかんかった!
私たちは言われてもいないのに、無人島で生きていかなきゃいけない
ことを前提に考えている。だからサバイバルの道具を考える。
しかし、「脱出しちゃえばいいじゃん!」というのは盲点である。
確かに、本当に無人島に漂着したらまず考えるのは
船かなにかがないか、それで脱出することはできないかということのはず。
でも街で暮らす私たちには容易に想像できないことだ。
無人島に来たって、そこで暮らす義務はない。
脱出できるなら脱出すればいい――。
いやはや、カリスマである。もうね、神ですよ。
よく「仕事の発想法」なんかのビジネス書では
こういうことが書かれている。
「既成概念をとりはらって、自由に考えなさい」と。
それを素でできるのだからね。
「そういう考え方もあるか!」と今回はとても勉強になった。
私の頭はそうとう凝り固まっていて、
自由で奇抜な発想ができなくなっている。
一度、頭ン中を大掃除してみたい。