久しぶりの海で・・・

またやってしまった。
わかっているのにやってしまう。
例えるなら、「これくらいなら大丈夫だろう。お腹一杯になりたいし」と
思って大盛りを注文したが、子どもが残した分も食べるはめになって
普通盛りにしときゃよかった」みたいな感じだ。
前にも一度失敗しているのに、同じ間違いをおかしてしまう。
人間はなんとおろかな存在なのか(え、おれだけ?)。


いえね、3年ぶりに海水浴に行ったんですよ。
子どもをはじめてビーチにつれていってですね、
自分も小麦色の肌になろうと・・・。


25歳の夏だったか、私は当時平塚に住んでいた友人と
湘南の海に出かけたことがあった。
その日は記録的な猛暑だったにもかかわらず、
朝9時ぐらいから夕方3時ぐらいまでビーチパラソルのない浜辺で
じっくりと海水浴と日光浴をたのしんだのでした。
その夜からひどかった。
もはや焼けどといったほうが話が早いような状況で、
次の日には顔面全体の皮膚がただれて、皮膚がボロボロと落ちる。
さながらハリウッドの特殊メイク班が7時間かけてつくりあげたような
顔面になってしまったのである。
そうね、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のビデオクリップに
出てきたゾンビをもうちょっとおとなしくしたような感じであった。
会社の同僚には「どうしたの、その顔!」と驚かれる始末。
都立病院の皮膚科でも「オイルか、日焼け止めを塗らなきゃダメ!」
とお叱りを受けたことをはっきり覚えている。


なのにだ。
今回もあまりにも太陽に当たってなかったもんで、
ちょっとぐらい大丈夫だろうと思ったのが甘かった。
オイルも塗ったし、3時間しかビーチにいなかった。
しかし、海に入っていた時間は20分ぐらいで、それ以外の時間は
子どもに合わせて腰を前に倒した姿勢が続いていた。
さらに、岩場でカニやヤドカリなんかを探して下ばかり向いて
いたから背中に全部日光を受けた。
そのせいで、夜から背中が痛いの痛くないのって。
子どもが肩をポンポンと叩いただけで激痛が走る。
たぶん、数日したら皮がむけてくるだろう。


子どものころは日焼けしても皮がむけることはあまりかなった。
父親の皮がむけているのを喜んではがしていた記憶があり、
自分もむきたかったので、うらやましかった。
いまは、自分がそういう体になったのね、と思う。
軽く熱中症みたいになって、夜はぐったりしてしまった。
今さらながら、太陽のエネルギーってすごいっす、
これを利用しない手はないっすと思いました。
でも、人間の場合、太陽光を浴びすぎると電気ができるわけはなく、
逆に元気がなくなるから注意してね。