般若心経の本

実家の宗教は真言宗なのだが、祖母の逝去にともない両親は
お経を覚えて49日の間、唱えなければならないらしい。
お寺さんからCDをもらってきたので、それを聞いて覚える。
高野山真言宗のお経は般若心経である。
ぼく自身はお経を覚える必要はまだないと思うが、
会社的に仕事で般若心経の本をいくつかつくったことがあり、
事務所に本があったので読んでみた。
本というのは、何か興味が沸いたときに手に取ることで、
そこから一気に視野が広がることがあるからおもしろい。
般若心経は262文字の漢字からなるお経で、
基本は「空」の概念だという。
こだわりを捨て、大きな心をでものごとをとらえなさい
ということを述べている。
お経というものは単に呪文のようなものではなく、
外国語だからわけがわからないだけで、言っていることは
たいへんわかりやすく、納得のできるものだ。
ただ、僧侶がいうようにお経をいつも唱えることで
自分が変わるということについては、自分でまだ実践しようとは
思わないのが正直なところだ。
さらに年をとったらそういう気になるかもしれない。
それとは別にさまざまな宗教の概念や経典について、
勉強してみたいとは思う。
そのとっかかりとしては般若心経の本はよい入門書です。