かの鶏肉調理店のお人形さん「カーネルサンダース軍曹」
じゃなかった、「カーネルサンダースおじさん」が
見る影もない無残な姿で川底から引き上げられた。
１９８５年に阪神タイガースが優勝したときに
投げ込まれたものが見つかったという話である。
このニュースをさまざまなメディアが取り上げたが、
どうもしっくりこないものが残った。
どのメディアでも「川にこんなものを投げてはいけない」という
ニュアンスの報道がいなかったからだ。
当の鶏肉調理店の代表の人も、「見つかってよかった」って。
満面の笑みで語っていた。
「見つかったけど、こんなことは起きないでほしい」と
言わなきゃいけなかったんじゃないかって思う。
唯一、当時人形を川に投げ入れたという人がテレビに出演して
「悪いことをしたとずっと思っていた」と語っていたのが
奇妙だった。
このニュースを見た若者が、武勇伝をつくりたくてマネしないか
それが心配だ。次は何が標的になるのか。
それにしても、大阪の人は「食い倒れ人形」といい、
「サンダース人形」といい、人形に特別思い入れがあるのかな
と思ってしまった。ま、それだけなのだけど。
