ダストボックス問題 前編

いま私が住んでいる市町村でゴミ問題がアツい。
わが市ではダストボックスという鉄製の大きなゴミ箱に、
不燃物と可燃物を分けて捨てるようになっている。
このダストボックスはいつでもゴミが出せる
(本来はゴミを出す時間が決まっているとかいないとか)
というので、住みやすさの一因となっている。
さらにカラスに荒らされることもないので、
景観の美化にも一役買っていると評価されてきた。
ところが、そういう便利さからか、周辺の市民からの越境投棄が増え、
処理費用の増大に市は頭を悩ませていた。
最終処分場のキャパシティの問題もあり、ゴミを減らすために
ゴミ袋を有料化しようという動きになったと思われる。
いまゴミをどのように処理するか、市町村は最も頭を痛めている。
どれを燃やすか燃やさないか、リサイクルにまわすのかしないのか。
埋め立て地が一杯になったらどうするのか。
こういう問題は地域や地球規模で考えるのではなく、
首都圏単位か、日本という範囲で考えることが必要と思う。
公的なサービスを受けることをすべて税金と考えるなら、
ごみ有料化は増税と考えることができる。
そして、税金は受益者負担が基本であるということ。
さらに、日本のゴミ問題を複合的に考えることが必要になってくる。
(後編につづく)