景気は自分でよくするもの

政治に期待すること、「景気対策」はどうかと思う。
日本人はお上頼りの国なんだと実感するのがこの言葉。
景気対策を望むってことは、
「おれたちはいいものをつくったり、いいサービスを提供しているし、
売る努力もしている。なのに稼ぎが増えないのは景気が悪いからだ」
と思っているってことでしょ。
それって「時代のせい」って言ってるのと一緒ではないのか。
景気のせいにしてたら、絶対売れるものはできませんよ。
ある自動車メーカーの人が言っていた。
「会社が大きくなると、部門間摩擦が出て来る。
開発部門は『俺たちはいいものをつくっているのに営業が
がんばってくれない』というし、営業は営業で、
『開発がいいものをつくってくれない』という。
こうなると企業は絶対にうまくいきません」と。
自分に原因があると思わないで、
他に原因を見出せば、そこには成長はない。
何でもそうだけど、何か問題があったら、
「自分に問題はないか」を先に考えたほうがよい。
自分の不甲斐なさを見つめるのは勇気がいるが、必要なことだ。
景気が悪くても売れるものは売れる。
変えなくてはいけないのは自分の方かもしれない。
自分の努力ではどうしようもないものについて、
政府に期待するようにしたいものです。