フリマは買い物のディズニーランドや〜

この年になると、あまり初体験というものをしなくなる。
今までいろいろ経験してきたからだし、
保守的になって新しいものに手を出さなくなるからだ。
でも、以前からずっと行ってみたかったフリーマーケット
今回初めて行ってみました!


場所は調布市にある「味の素スタジアム」。
ま〜なんと広いこと。
スタジアムに入る通路だけかと思ったら、その下に下りてみたら
スタジアムをぐるりと取り囲むように物が並べられている。
大半が衣類。あとは日用雑貨とかおもちゃの類ですね。
みんな出店料を払っている。
本当に売れるのか? 赤字になるのではないのか?
と余計な心配をしてしまうほど品数が多い。
よくこれだけ買ったなと思う人もいる。
車で持ち込む人もいれば、旅行用バッグに衣類を詰め込み、
友人と共同で出店している若い女の子たちもいた。
出店した人と商品を見ているだけで面白い。
じっくり見ていたら丸1日はゆうにかかる。
コレクターを辞退した人もいた。
「なんでこの人はジッポを手放すことにしたのかな」
とか、いろいろ考えてみるとおもしろい。
見ていて総じて言えるのは、
「たくさんの服を売りに出している人ほどオシャレ」
だということ。
買ってもほとんど来ていないこともあるらしく、
「これなんか、買うときに試着したぐらいなんでー」
などという客との会話が聞こえてくる。
なるほど、彼ら彼女らはこれだけオシャレに投資したからこそ
いまのセンスが生み出せるんでしょうね。
明日からオシャレにはなれないんですね。
「私だっていい服を着れば、明日からオシャレになれる」
などというのは大間違いなのだ。
そういう人は「服を着る」のではなくて、
「服に着られる」ようになるのでしょう。
そういうことがよーくよーくわかった。
ぼくなんかは、買っても着ないなんて、なんて無駄なと思う。
けれど、その場でいいと思っても家に帰ってみたら、
着られるようなしろものではなかったと気づく。反省して次に生かす。
そうすることで見る目が養われていくのでしょう。
買いためた服は、年をとったり、体型が変わったりして
着られなくなったか、自分では似合わないと気づいたりして
売ろうと決めたものでしょう。
そこでの取捨選択でもセンスが磨かれるわけですね。
これは私が本や映画のDVD、音楽CDなどに投資するのと
同じで、趣味が違うだけの話なんですね。
世の男性は「同じような服いっぱいもってるじゃん」などと
奥さんを批判してはいけないのです(笑)


結局、私たち家族3人はそれぞれの服などを買い込み、
両手に荷物を抱えて帰ってきました。
だいたいの品が100〜300円なので、総額3000円に
満たなかったでしょう。
レジャーとしても十分たのしめるものだと、
フリマの認識を新たにしたのでした。