ロス疑惑の三浦和義氏が自殺(真相はまだわからない)したとき、
テレビ各局は昔の映像を流していました。
彼の自宅の前に群がる報道陣。
報道陣はそうやって相手が怒ったり、パニックになったり、
怒号がとんだり、ハプニングが起こることを期待している。
何かが起こると、「おいしい!」と思ってしまうのだ。
その三浦氏の昔の映像でこんなのがあった。
自宅を取り囲む報道陣。
嫌気がさして、車で報道陣を振り払おうと、急発進する三浦氏。
すると、キキィーッて車が止まる音。
すっころぶ報道関係者。
そこで誰かが叫ぶ。
「あ、ひいた、死んだ!」
死んでなどいない。
ちょっと当たってかすり傷を負った程度。
そんなに簡単に人間は死なない。
それを大げさに言い立てる。それが報道というものだ。
それにしても
あの、なんとも乾いた言い方。
かる〜いノリ。
笑ったなあ。
小学生のころ、「○○ちゃんを泣かしたー、いーけないんだ、いけないんだ」
というヤツのレベルに匹敵する。
あの場に居合わせた報道陣は「おいしい!」と思ったに違いない。
「これで今日のネタはできる」「三浦、報道陣を死なす?!」で決まりだ
そう思ったに違いないのである。
三浦氏はケガをさせてしまった(かもしれない)報道関係者を
車に乗せようとする。
ケガをした(かもしれない)報道関係者も「おいしい!」と思ったはずだ。
こういう神経でないと報道関係者はやっていけない。
でも、あの言い方。
いかにも偽善者然としていて笑える。
もう一回聞きたいなあ。