酔った人の背中をさする効果

よくやるけど、あれってどれくらい効果あるのか。


金曜の夜、11時近い電車で家へと帰る。
ある駅に停車していると、向かいの上りホームに人影が見える。
30〜40代の男性ふたりがベンチに腰掛けている。
一方のおかたはエライ弱っている。
アルコールという液体をしこたまのどに流し込んだからだろう。
もう一方のおかたは、その酔った人の背中をさすっている。
あれってどれくらい効果があるのだろうか。
あれは、吐しゃ物をたくさん出すための行為なのか、
それとも吐しゃ物を出さないための行為なのか。
吐しゃ物を出し切るためにはどうしたらいいのだろう。
吐しゃ物を出さないためにはどうしたらいいのだろう。
もし自分ちに遊びに来た友人が激しく酔ったら、
背中をさすったほうがいいのだろうか、それとも
さすらないほうがいいのだろうか。
子供がどこかをぶつけたときは、そこをさすってやるのがいいことは
科学的にも立証されたとかされなかったとか、ものの本に書いてあった
ような気がしないでもないような気がしないでもない。


もしこの行為にほとんど効果がないのだとしたら、
今後はほとんど意味のないことの表現として、
「酔った人の背中をさするほどの意味しかない」(気休め)の意味で
使ってみたいと思う。
まあ、その日がくるのはいつになるのか知らないけれど。