久しぶり高尾山

三連休の最終日は高尾山に登るという試みに費やしました。
子どもを連れてのハイキングとか、トレッキングは
ある意味、積年の夢でありました。
渋る妻を、「子供と荷物は背負うから」と説得して出かけたのでした。
娘の体重約7キロ、荷物約5キロを背負って、
稲荷山コース(90分)を登ることにしました。
スタートしたのは11時半過ぎ。
1時までにつけるだろうか、そうしないと子供が
腹減ったと騒ぐに違いない。
稲荷山コースは1号路などと違って舗装されていない山道。
足場はあまりよくない。しかも最初からかなり急傾斜。
ただ、最初は息が上がるのだが、そのうちだんだん慣れてきた。
休憩スポットもすっとばし、山頂へ向かう。
途中から妻は頭痛がするというので、妻の分の荷物も背負う。
行き交う人々が、「お父さん、たいへんね」と声をかけてくれる。
たぶん1時間を過ぎ、あと山頂まで20分というところで、娘が


「ふぇ〜ん」


って。それ来た。腹減ったの泣き方です。
まずい、このままだと騒ぎになってしまう。
ということで、しかたなく妻に抱っこしてもらう。
こうなると、父ちゃんではおさまりがつかないのです。
最後まで抱っこで登りたかったがしかたない。
そうして、ちょっと歩いていると、中高年の一団が下りてきた。
おばちゃんがすれ違いざまに


「あれあれ、お母さんがだっこしてる」


って、おい!
明らかに批判のニュアンスを含んだ言い方であった。


ここまでのおれの努力はなんだったのか。


この汗はいったい誰のために流したのか。


一部分を見ただけで、世のお父さんを批判するんじゃない!


って、そこまで言ってませんか。
だから最後まで抱っこして登りたかったのに〜。
まあ、それはいいとして、やっと山頂についたらすぐにお弁当。
子供もさっそく元気に食べてました。
あいにくの曇り空で景色はいまいち。
でも、晴れててもほとんど見る余裕はありませんでしたが。
自宅に帰るのに合計2時間近くかかるので、
そうそうのんびりともしていられません。
昼食をとると、そそくさと帰ることにしました。
帰りは1号路を下って帰りました。
いや〜体中の汗腺という汗腺から、汗という汗が出ましたよ。
やっぱり汗かくと気持ちいいですね。
今度はもうちょっと時間をかけて、
植物を観察しながら歩きたいものです。