流行が繰り返される理由

「えっ、あれを知らないの?」
以前、飲みに行った席で年配の方からよく言われた。
流行の歌から、芸能人から、流行った言葉から、テレビ番組などの
話では必ずといっていいほど言われた。
しかし、最近は年下の人に向かって、自分がそう言うことのほうが
多くなっている。まだ、33歳なのですがね。


話は変わりますが、流行は繰り返す、といいます。
なぜ繰り返すのでしょうか?
先日、そのからくりがやっとわかりました。
つまりこういうことです。
30代で企画を通せるようになった人たちが、
自分が青春時代に流行っていたことを復活させているからです。
15年も経てば世代が入れ替わり、年配の人にとっては新しくもなく、
懐かしいだけのことが、若い人にとっては新鮮なのです。
いまは若い人のほうが趣味に使えるお金は多いので、
社会的ムーブメントになるというわけです。
血液型の本や占いの本が定期的に売れたり、
怪しげな英語を使う、暑苦しい芸を売りにする芸人が定期的にヒット
するのも基本的には同じ現象です。
もうちょっとたてば、「動物占い」と「マーフィの法則」が
また売れると思います。
エヴァンゲリオン」はあと5年はかかります。
でも、繰り返しヒットするには普遍性が必要です。
ガンダムが相変わらず人気だったり、星飛雄馬がCMに登場したり
するのも普遍性のあるコンテンツだからです。
その一方で、新しいことをやって企画を通せないのは
自分を含めてちょっと情けないですね。
新たなエポックメイキングをやってみたいものです。