赤ちゃんには国産を

食べ物に対する不安が増大する昨今、
子どもにも何を食べさせるか注意を払う。
赤ちゃんに食べさせるものは、国産の食材がいいのだそうだ。
それはなにも、国産のほうが安全だからというだけでなく、


暮らす場所で獲れた食物のほうがアレルギー反応は少ないから


だというのである。
アレルギーがどうして起こるのかは、いまだによくわかっていない。
けれども、自分と同じ気候や環境で育った食物のほうが
体にいいであろうことは容易に想像できる。
仏教には、身土不二という言葉がある。
身体と土は一体であり、切り離すことはできないという考え方である。
最近では地産地消という言葉も生まれてきたが、
まだ身体ができあがっていない赤ちゃんは、その土地で取れたものを
食べるほうがいいのだろう。
ある宮大工は、その土地の木材を使って建物を建てるのがベストで、
よそからもってくると早く腐るといっていた。
食材が国際化している昨今、どこまで日本人の平均寿命が
延びるか疑問だ。
ともかく、子どもにアレルギーがでなければいいんだけどなあ。