なぜバナナには種がないの?

考えてもみなかった。
そういえばそうだ。
バナナはなぜ種がないか。
その答えが『奇跡のリンゴ』という本に書かれてある。
バナナは種がない品種を改良していまのバナナになったんだって。
他にもおもしろいことが書いてある。
だいたい種ははじけ飛ぶ。
そのほうが、広範囲に繁殖しやすくなるからだ。
麦や米もそうだったが、そうならないように品種改良してきた。
種が飛び散っては収穫の効率が悪くなるからだ。


この本は青森のリンゴ農家の木村さんという方が、
生涯をかけて無農薬リンゴをつくってきた様子を描いている。
農薬を使わないことで、1本の木に数個しかリンゴが収穫できないが、
彼のリンゴをつかったスープを出すレストランは、1年前から予約で
いっぱいだというし、注文のファックスは鳴り止まないという。
この本では農薬を使わないとどういうことになるか書かれている。
逆にいうと、いまの農作物がどれだけ農薬に依存しているか
ということもわかるようになっている。
まだ、読了していないけど、おもしろそうな本である。