見とうもない光景

1週間ほど前、仕事で原稿を書いていたらパソコンが暴走し、
「刧(おびやかす)」という漢字が1000ページ以上に渡って
書き込まれたということがあった、そそくさです。
何かの前兆でしょうか。


先日、電車の車内で驚愕の光景を目にしました。
隣に座った、性別・年齢不詳の人がぺちゃぺちゃと音を立てて
何かを食べている気配がしました。
漫画を持つ手とは別の手を見ると、そこにはなんと


手羽元の骨がしっかりと握られているではありませんかッ!


それをね、少女コミック的な絵の漫画を読みながら、
チュウチュウ吸いながら食べている。
最後までキレイに食べようとする心意気やよし。
って言ってる場合じゃない!
日本はもうだめだと思いました。


昔の日本人は外でものを食べることは恥ずかしいことでした。
食べるという行為はもっともプライベートなことで、
親しい人以外に見せるものではありませんでした。
ところが、戦後になって進駐軍が歩きながら食べたり飲んだりする
のを見た日本人は、「かっけえ!」と思ってしまったのでした。
そして、日本人はついに電車の中でボーンをしゃぶりつくように
なってしまったのでした。


挙句の果てに、漫画のページをめくるとき、
くわえタバコのように、骨をくわえて、両手でページをめくってました。
失礼ながら、「ここはおまえの実家かッ!」と申し上げたい。
私は電車を降りてからもその人は「2本目」に
手を出していました。
そんなにおいしいなら家で食べればいいのにね。
電車での化粧と同じくらいみっともない光景でした。