グアンタナモ

年間12冊ペース。大丈夫か、オレ。
そんな日々を過ごしているライターのsosokusaです。


映画を観るのも細切れ。これじゃたのしめないっす。
でも、観てみたのがコレ。
パキスタン3人がアフガニスタンに友だちの結婚式などで
行ったことで、彼らの人生は変わる。
タリバンの一員であるとの容疑をかけられ、
アメリカ軍に抑留され、延々と取調べを受けるというもの。
その抑留地がキューバグアンタナモなのだ。
本人たちが登場して当時のことを語り、再現VTRのようなものが
流されるという、半分ドキュメントのような体裁をとっている。
なかなか試験的な試みだが、映画というよりもNHKの二時間特番を
観ているような気になってくる。
映画の定義はわからないけど、これも映画といえば映画なのだろう。
アメリカがテロの恐怖に怯え、なんとしてもタリバンというテロ集団の
全容を解明したいのだという執念が伝わってくる。
抑留されるのは砂漠の真ん中であり、人権無視の過酷な状況下だ。
彼らは結局、タリバンとは関係ないとされて釈放されるのだが、
その理由がお粗末。「そんなの最初っからわかってなかったんかい!」
と思う。ちゃんと調べろよ、と思う。
実はアメリカの諜報機関って、結構お粗末なんじゃないかと思う。
世の中に理不尽はたくさんあるけど、アフガニスタンイラクでも
こうした理不尽はいまも着々と進められているのだろう。
アメリカがアフガニスタンイラクで、「本当に何をやったか」は
今後明らかにされるでしょう。
そういうのをたくさん見聞きしたいと思いました。