トランスフォーマー

スティーブン・スピルバーグ監督が大好きだったことから、
彼自身が総指揮をした映画である。
車がロボットに変身するやつね。
ぼくは車にもロボットにもあんまり興味がない。
だからか、映画の中で「車のときより明らかに大きさが違いすぎる」
という点に違和感があった。
だけど、その点を除けばけっこうおもしろいと思った。
最近、ありがちな「全編全力疾走映画」ではなく、
山と谷がしっかりあって、それでも飽きさせない展開になっていたのは、
総指揮と監督という、二人のベテランの味だなと思った。
このトランスフォーマーっていうのは、日本生まれだ。
アニメをやっていたのは、子ども時代に覚えがあるが、
熱心に見た記憶はないし、玩具で遊んだこともない。
いったいどの年代の、どの層に人気だったのだろう。
いかにも男の子が好きそうな車とロボットを使っているけど、
ほかにもこういうのが考えられそうだ。
飛行機がロボットになるものあるけど、船とか電車はないよね。
電車とかロボットに変身したらおもしろい。
山手線の電車がロボットになったりして、町を破壊する怪獣をやっつける。
JRをスポンサーにしたりして……あんまりおもしろくないか。
あとね、この映画はCGがすごいです。
車からロボットに変身するシーンなんか、とてもよくできている。
もはやどこが実写で、どこかCGかわかんない。
そんな映画なのでした。
おしまい。