「必ずいつか終わるから」

「シャカシャカチキン」は
「あらかじめシャカシャカしておいてくれ」と
思ってしまうそそくさです。


先週まで自宅に帰るのが遅くなってしまっていたので、
今週は早く帰るようにしました。
娘の顔を見たいがためでもあります。
18日に締め切りだった原稿を終わらせて、友だちと飲みにいく。
こういうときのビールほどうまいものはありません(ただし1杯目まで)。
食べるものもうまい。なんでもうまく感じる。
仕事が終わった開放感がそうさせるのでしょう。
ぼくは、いままでそういう感覚を得たいために仕事をしているような
ところがありました。やってやってやった末に、パァーっと騒ぎたい。
しんどくても、たぶんヒマよりはそのほうがいいんでしょう。
こういうのが高じると、ワーカホリックになります。
周囲の人、とくに仕事でご一緒する人たちは、私が疲れているように
見えるのか「忙しいんでしょう?」という。
私は忙しくなんかありません。
仕事は絶対終わるものだからです。
終わる仕事は忙しくないのです。
かつて、書いた原稿が荒く、相当な手直しを要求されたことがありました。
そこで一緒に仕事をしていた人が言ってくれた一言。
「大丈夫、必ずいつか終わるから」
ちょっと涙出た。
それからはしんどくなるとこの言葉を呟くようにしている。
「終わらない仕事はない。また次の仕事が始まるだけ」
っていうのがあったけど、その通り。
次の仕事ははじまるけど、それもまた必ずいつか終わるから。
今日もお疲れさまでした。