ハンドボール協会の英断

最近、話題のハンドボール五輪予選。
どうやら内実が少しずつわかってきた。
国際ハンドボール連盟の下には、アジアハンドボール連盟があり、
そこに日本ハンドボール協会も所属している。
アジアハンドボール連盟の重鎮たちは中東の国の人々で占められており、審判を決めるのも彼らだ。
そこで、五輪予選によって、「中東の笛」なる判定が度々起きたというのが
ことの発端であるという。
彼らは自分たちが有利になるように、日本と彼らのライバル国の
対戦時にも「中東の笛」にするか打診してきた。日本にしてみれば、
有利になるかもしれない状況だったが、断固拒否した。
目の前にぶら下げられたニンジンには目もくれず、
たとえ負けても公正に試合が行われることを望んだのだ。
ぼくはこの話を知ったとき、
「こういうことこそが日本をアピールできる」と思った。
他の国では果たしてそういうことができるかなと思う。
この件で、韓国からの信頼を得ることができ、
再戦に向けて共闘姿勢を取ることができた。
スポーツマンシップというが、ある意味で青臭いものを日本だけは
してほしい。再戦の結果が注目である。