守護神

海猿』の米国リメイク版だという話だけど、
本家のほうはドラマも映画もまったくノーマークでした。
海難救助を担う若者たちのドラマが、伝説の救難士の人生と
絡ませて、うまいこと構成されてある。
救難士になること自体がめちゃくちゃ狭き門なのに、
なったらなったで安月給らしい。
それでも命を懸けて人を救うんだから、並みの人格や根性では
務まりませんよ、これは。
ケビン・コスナーって、こんな年とってたっけ?
渋くていい感じに年を重ねていますね。
救難士たちの、みんながチームという考え方にはとても共感した。
自然に立ち向かっていくには、チームとしての協調性と準備・計画が
絶対不可欠の要素である。
海猿』の影響で、日本では海上保安庁のそういう救助隊に志願する
人が増えたらしい。「ドラマと現実は違う」なんていくらでもいえるが、
志願者が増えたのはとてもいいこと。
ダイビングをやるときには、こういう人のお世話にならないように
しなくてはいけませんな。
映画で感じたのは、どうしても山場をつくらないといけないようだけど、
無理に山場をつくっているように感じた。
うまくできているんだけど、やっぱり何かもの足りない。
機会があれば、本家のほうも観てみようかな。