3年半ぶりの帰国だって

高校1年生のときのクラスメイトが3年半ぶりに日本に帰ってくる
というので、同じクラスのもうひとりの友人と合計3人で飲みに行った。
彼はトヨタ期間工をしながらお金を貯め、南米を旅したという。
いま彼は32歳のはずだから、28歳の途中から32歳の途中まで
国外逃亡(笑)していたことになる。
いや、なかなかできないことです。
外国で生活していくということは、言葉が通じないとか生活習慣が違う
という意味でも、また、20代後半になって3年半も旅するという意味
でも度胸のいることだ。
誰もがやってみたいと思いながら、できないことを彼はやったのだ。
話は、犯罪に遭いそうになったことや、現地の外国人女性との恋愛、
さらにはここには書けそうもないことなどを語ってくれた。
南米というのは、日本人にとってある意味で最も疎遠な地域かもしれない。
インドやアフリカ諸国に行く人はいても、南米はあまり聞かない。
何しろ、日本とは地球の反対側に位置する国々なのだ。
彼はペルーのマチュピチュに行こうと思い立ち、そのまま3年半、
南米を縦断して過ごしたという。
年間100万円弱の予算で十分暮らしていけるらしい。
彼の話ではブラジル人(リオ・デジャネイロ)の平均月収は
1万5000円ぐらいだという。中国といい勝負だ。
そういうところで過ごしていると、「日本人はよく働く」という
印象を持つようになるらしい。
まあ、何にせよ、海外に行った人の話はとても興味深い。
最後は高校1年のときのクラスメイトを思い出していた。
帰りの電車に乗るころには、男子24人分のすべてを思い出した。
16年も前のことなのにね。
なにはともあれ、無事でなによりでした。