ゴミの収集法が変わった

勤めている事務所は東京都千代田区にあるが、
最近、ゴミの収集の方法が変わった。
プラマークのついているものはすべて、新設されたプラマークの日に
出すことになり、不燃物とは別個に回収することになった。
プラマークのついているものは、たとえばコンビニ弁当の容器から
スナック菓子の包みまでさまざまなものがあるが、事務所で出るゴミの
ほとんどは、紙を除けばこのプラマークがついているものばかりだ。
困ったのは、スナック菓子などのラベルについている紙だ。
これは可燃だけどいちいちはがしてられないし、
はがそうとしてもうまくはがれないものばかりなのだ。
紙パック容器も飲み口がプラスチックと一体型になっていたり、
ティーバッグは糸がホチキスで止められている。
これらの可燃物と不燃物とプラマークが混在した商品では、
とうてい消費者の側で仕分けすることができない。
全て有機物でつくられていれば、たとえポイ捨てされても土に還るので
理想だけど、(もちろんポイ捨てしないのが大原則)まだまだ難しい
だろうから、せめて消費者が何もしなくても可燃は可燃、不燃は不燃と
せいぜい2種類ぐらいに分別することで済むように、メーカーには
パッケージや包装を考えてほしい。
消費者もできるだけゴミを出さない工夫が必要だ。
土地は有限だし、海をゴミで埋め立てれば生態系が心配だ。
不燃物の埋め立てにはいつか必ず限界がくる。
不名誉な現代の「貝塚」をこれ以上後世に残さないためにも、
メーカーと消費者とが同じ認識でゴミ減量に取り組まなければならない。