清掃活動をするの巻

私の住む街を走っている京王電鉄が主催するクリーンキャンペーンに
今年も参加しました(前回の様子はこちら)。要するに、ゴミ拾いです。
ぼくの自宅から徒歩5分のところに多摩川が流れている。
秩父の山奥から流れてきた水を集めて、首都を流れる川です。
高度成長時代は汚れた川の代名詞だったこの川は、水質改善が進み、
いまではアユや水鳥が帰ってきました。
朝9時50分までに川べりに集合だったのですが、ついたときは
ちょうどその時間でした。
そこには「われ、ゴミを拾わん」とする群集たちが、蜂起している。
たぶん、前回同様600人ぐらいいる感じだ。
受付にいくと、ゴミ袋と飲み物、おやつがもらえる。
そして、「子どもさんには特別にもう一品ご用意しています」という。
「いいなー、いいなー、子どもはいいなー」
と、うらやましい思いを押し殺しながらスタート。
もうすでに前の人たちが拾ったのか、あまりゴミはない。
と思いながら、トボトボと歩いていくと、
土手に差し掛かったところに、人々の群れが!
私は前回同様、絶句した。
たくさんのペットボトルと飲料の紙パック。
そして相変わらずたばこの吸殻です。
困ったのは、発泡スチロールの断片と注射針。
発泡スチロールはあまりに細かくなりすぎていて拾いきれない。
注射針は医療機関に指定された廃棄の方法があるので、
素人は下手に手を出せません。
注射針を不法に投機するような医療機関は絶対に許せない。
病やケガを治す施設であるのに、どうしてこういうことが
平気でできるのか。
故意に捨てない限り、事故で川に注射針が散乱するわけはない。
こんなことだと子どもにも下手に川原で遊ばせられない。
指定されたゴールの公園まで半分を過ぎたところで
不燃物の方のゴミ袋はいっぱいになった。
結局、70分ほどかかってゴールに到着。
相方の彼女と2人で5、6キロのゴミを拾った。
ゴミ袋を係の人に渡すと、消臭剤にもなるし、栄養剤にもなるという
エコグッズを京王のスタッフの人からもらったのでした。
彼女が係の人にゴミ袋を渡すと、そのスタッフの女性が
ひとつ高いトーンの声で「はぁい、どうぞ!」といって
相方の彼女に私と同じものを渡してくれた。
だが、よく見てみると、私がもらったのと、
彼女がもらったのはちょっと違っている。
なんか一品多いよ。
京王で走っている電車が写っている下敷きだ!
そうです、彼女は「お子さま扱い」されてしまったのです!
たぶん、下敷きをあげたのは小学生まででしょう。
30男と小学生女子。
どう考えてもおかしい組み合わせだ。
そんなわけないです。たしか彼女も31歳のはずです。
2人で大爆笑しながら帰途につきました。
前回にも書いたことですが、ボランティアでも奉仕活動でも、
名称は何でもいいのですが、とにかくやることが大事。
前回にも書いたことを、もう一度書きます。
「一日、ゴミを拾ったからって何が変わるんだ」
と言う人に対しては、
「やらないよりはやったほうがましだ」と言いたい。
やる理由としてこれだけあれば十分でしょう。
おみやげがもらえるからという理由で参加してもいい。
とにかく、ゴミを拾うことです。
春は高尾山を登りながらのクリーンキャンペーンがあるので、
そっちにもぜひ参加してみたいな。