イチロー選手のすごさ

仕事ではよく仕事術とか、経営方法とか、成功するにはといった
ような自己啓発から方法論に至るまでのビジネス書をつくります。
話を聞いて、文章にまとめるのですが、相手は社長さんであったり、
ベテランサラリーマンやコンサルタントさんであったりします。
彼らと話していてよく話題にのぼるのが、
いま米国メジャーリーグで活躍しているイチロー選手です。
仕事に向かう姿勢について、よくお手本にするのだそうです。
彼はめちゃくちゃに努力しているはずだし、
それを努力と思わず、たのしみながらできてしまう境地にまで
達しているのがそのすごさだというのです。
年間162試合してたら、ぼくなら野球が嫌いになるかもしれない。
でも彼はたのしんでいる。
それを言ったら、「毎日作文してつらくないのか」と言われると
とても困るのですが。
毎日、たのしくて充実しているというイチロー選手の境地にまでは
まったく到達していませんが、いつかそういう境地にまで解脱する
ことができるのでしょうか。
プレッシャーも不安も全部ひっくるめてたのしめる境地に
なるのでしょうか。
ある意味でその点は不感症になっているのかもしれません。
プレッシャーや不安をエネルギーにできる法則をみんなが
求めているのかもしれませんが、ぼくはそれは経験によってしか
得られないような気がしています。
過度にプレッシャーが不安をかけて、不感症になったときに、
たのしめる境地になるのかもしれません。
なんにしても1日や2日でイチロー選手ができあがったわけではない
のですから、1本1本の安打を積み重ねるしかありませんね。
イチロー選手の活躍を見ながら、そんなことを考えてみるのでした。