ジャスコで働かされるの巻

働かされるといっても、「お金がなかったら皿洗え」方式の
ことではありません。
ジャスコでは無人レジが導入されていたんですね。
愛知県内のジャスコに行ったとき、さっそく試してみた。
自分でバーコードを読み取らせて自分で袋におさめていく。
もちろんマイバッグも使用可能。
監視する人は4台の無人レジにつき1人。
これだけで相当人件費の削減にはなる。
しかし、気になるのはどうやって万引きを防いでいるのか。
カゴのときの重さと袋に詰めたときの重さを量っているのか。
その場合、私の好きな「蒲焼さん」などのようなごく軽量の
商品の場合に誤差は生じないのか。
などなど興味は尽きないが、なかなかおもしろい体験だった。
だが、こういうのは毎日やると飽きるのである。
たまにだからいいのである。
スーパーは品揃えではほとんど差別化できないので、
効率化で勝負するしかない。
昔、無人スーパーがあったと思うが、なんであれは流行らなかったのか。
ともあれ、ほかのスーパーが追随する可能性は大いにある。
今の時代はなんでもこうなんですね。
ぜんぶ効率化。
これでパートタイマーのお仕事が奪われたわけです。
チャップリンの映画「モダン・タイムス」が思い出される。
事務系のお仕事なんかも今後は全部機械化される可能性があります。
現に医療事務といった専門知識が必要な職でさえも機械が
導入されつつあるようです。
そういう時代には、機械に取って代わられることのない能力や技術を
もつことが必要になってきます。
極端に言えば、世の中の仕事のうち営業・企画だけを人間がやるように
しようとしている気がします。
昔は決められたことをきっちりこなす人は重宝がられたが、
今は独創的な人のほうが好まれる。
営業・企画ばかりがもてはやされるわけですよ。
いや、もちろん効率化というのは大事です。無駄は悪です。
でも、人がレジを打つのが無駄かどうかを企業は考えたほうがいい。
食券の自動販売機を導入しなかった吉野屋の話をまた思い出した。