母校のサマータイム

私がかつて通っていた高校には「サマータイム」というものがありました。
もう17年ぐらい前のことですが、その時代から取り入れてました。
なかなか先駆的な学校ですね。
毎年、サマータイムの導入が検討されています。
海外でやっているサマータイムは、夏の間だけ時計の針を1時間早めて
日の出ている時間を有効活用しましょう、というやつです。
母校でやっていたのは、始業時間が20分(だったかな)早くなる
というものでした。
通常8時40分始業だったのが、夏の間は8時20分になった。
たしか5月1日から9月末日までが夏時間だったと記憶している。
(偉いもので)私なんか、時間が早くなる5月1日にはきっちり間に合う
ように行くのに、遅くなる10月1日からは忘れていて、
8時20分に来ちゃうということが3年間続いた。
いま議論されているサマータイムは、欧米のように
1時間時計の針を早める方式だけど、時計を直す手間やコストを
考えると、エネルギーの節約にならないという反論もある。
そもそもなんでサマータイムを導入しようとするかというと、
日の出ている時間は消灯して、エネルギーを節約し、
ひいては二酸化炭素を減らしましょうということだと思いますが、
コストがかかっては意味ないということなんでしょう。
私は母校方式がいいと思いますね。
4月から9月までの半年間は9時始業の会社は8時始業にするのです。
そうすれば、時計を合わせる必要がない。
いったん身体がそのような時間の流れに慣れてしまえば
どうってことはないんです。
会社の規則をちょっと書き替えたりしなければなりませんが、
それぐらいのことは一回で済みます。
このとき問題になるのは、社会的なコンセンサス(同意)をどうやって
得るかということです。
「うちはそんなのやんないよ」といったら、終わりなんですよね。
法的拘束力をかけないと意味がない。
なんにせよ、サマータイムがはじまったら、居酒屋は少し売上げが
落ちるかもしれない。なぜなら、人は外が明るいうちは飲み屋に
入りにくいからだ。