時代に合えば売れる

なんで売れたかというのを、ぼくなりに考えてみることがあります。
スガシカオさんは、普通に社会人やっていて、
「おれはミュージシャンになる」といって会社を辞めて、
山篭りして曲作りしてデビューしたのは有名ですが、
その彼がインタビューで「いい曲って売れるんですね」と
言われたとき、「いや、いい曲なんていっぱいあります。
売れるかどうかは時代に合ってるかどうかです」というような
意味のことを発言したという。
世間を知っているぶん、詩にも深みがあるから時代をとらえて
ヒット曲が書けるのでしょうね。
アンジェラ・アキさんの歌を聞いている人はたぶん20代後半から
30代の人が多いのではないかと思う。
彼女はデビューが遅かった。
「私は普通に挫折を知っている。私の歌を聞いて、
『これは自分のことだ』と思ってくれたらうれしい」
という意味のことをインタビューで語っていました。
彼女の歌詞で印象に残っているのは、
「野心と愛情の調和がとれず 誰もが彷徨っている」
というフレーズ。
これこそ今の時代にマッチしているではありませんか。
売れるための法則のひとつ。
それは「時代にマッチしている」こと。
何度も聞いたような話だけど、
腹のそこからわかった気がする。