実感のある人間関係

居酒屋で50代男性3人と飲みにケーション。
いつものことですが、
「お前はもっとこうでないといかん」という話。
「わかっているさ、ぼくだって」
という言葉が舌の先まで出かかったが、寸でのところで飲み込む。
「はあはあ、そうですね」
「確かに。よくわかりました」
と聞いていた。そこで、「じゃあどうしたらいいんですかね?」と
聞くと、だいたい答えは返ってこない。
ぼくはもうめんどくさくなって、話を別の方向に持っていこう
とするのだが、またぼくの話になる。
「いいか、もっと自分を主張しろ。言われたまんま、いつまでも
はいそうですかって言っててもダメだぞ」
とのお言葉。
結局、どうしろっちゅーのよ(笑)
話を聞いたほうがいいのか、聞かないほうがいいのか。
彼らは、素直に話を聞く人と飲みたいのだが、
イエスマンばかりでもつまらないらしい。
彼らはたまにはカンカンガクガクの議論をしてぶつかり合ってみたいのだ。
そうすることで、人間関係を実感したいのだ。
自分の言っていることに真剣になる人がほしいのだろう。
たぶん彼らの周りには「あんたは間違っている」という人がいないのだ。
年をとるほどそうなる。
だからと言って、こっちが「それは違う」というと
間違いなく、「生意気な小僧め!」となるに違いないのだが。
こういうときはどうしたらいいのでしょうね。
いきなり自分を主張すると「生意気だ!」となるので、
徐々に自分のカラーを出していくのがいいのでしょう。
次はめんどくさがらずに、自分カラーを出してみることにします。
酒は飲めませんが、飲みにケーションの奥は深いようです。