寒いからこそ咲く桜

記録的な暖冬で、関東の開花予想は3月19日であるそうな。
ところが、九州では寒さが足りないため、例年より遅めの
3月25、26日ごろになるそうです。
そのため、桜前線は北上するのが常だが、今年は南下する可能性も
あるかもしれないという。
桜は暖かいだけでは早く咲かないんですね。
寒い冬があるからこそ立派に花が咲く。
考えてみれば、雨が降るからこそ根が張るし、
夜があるからこそ朝顔の花は開く。
とても教訓になる話ではありませんか。
ぼくは動植物を扱ったテレビ番組などが好きなんですが、
そういうのを見ていると、彼らの生き方はとても理にかなって
いることに気づきます。
彼らが考えていることは、環境に適応し、種の保存をすることだけ。
極めてシンプルな考え方です。
寒さが足りないと花が咲くのが遅くなるのは、
何か必ず理由があってのことでしょう。
人間にも十分な寒い時期、雨の日、陽の当たらない時間が
必要なのかもしれません。
遅く咲くのも環境に適応した結果ならいいのかもしれませんね。