芦ノ牧温泉への旅では、帰りに「お座トロ」に乗った。
「お座敷トロッコ列車」のことである。
普段、マイカーばかり使うので、電車の旅は新鮮だったが、
このお座トロはなかなか渋い乗り物だった。
会津鉄道が走る、会津若松〜会津田島までの1時間半を
お座敷で過ごせるのだッ!
まあ、トロッコって行っても普通に電車ですけどね。
だから屋根や窓が開放されているものを「トロッコ列車」といっている。
観光地にトロッコがあると聞くと、人々は色めき立つが、
ほんとにトロッコだったらみんな嫌がるはずだ。
それはさておき、このトロッコ列車もよかったですねえ。
座敷は床暖房になっていて温かい。
日本酒をチビチビやりながら帰ってきました。
それから、カツ丼について新発見がありましたので、報告です。
会津若松では、「ソースカツ丼」と「煮込みカツ丼」がある。
そんなの普通じゃないかと一瞬思うのだが、
この煮込みカツ丼というのがほかとは、
「ソースカツ丼のカツを煮込んである」ところが違う。
カツにソースがかかっているのである。
手の込んだ犯行である。
そうくるとは思わなかった。
カツ丼はけっこう地域で違うものが出る。
関東では醤油とかつおダシで少し煮込んで卵でとじられたものが
一般的だ。しかし、福井とか長野あたりになると
ソースカツ丼が主流になる。
岐阜、名古屋あたりだと味噌カツ丼が台頭してくるのである。
んでまた福島にいくと、ソースカツ丼が出てくるのだ。
こういうのをカツ丼マップとして全国調査してくれる
人はいないだろうかと思う。
ネットを使えば、案外簡単にできそうだが、
めんどくさいのでやらないことにします。