ウェディング・シンガー

これって1998年の作品なんだけど、
80年代の臭いがぷんぷんする。
8年前なのに、なぜか15年ぐらい前のものに感じる。
公開当時、相当な人気を博したラブコメらしいのだけど、
そこまでおもしろいとは思えなかった。
お互いに婚約者がいる男女が友だちになり、次第に意識するようになる。
それに比例して、「本当にこの人でいいの?」と思ったり、
相手からフラれてしまったりする。
そして、ふたりは次第に接近して……という内容。
つくりはトレンディードラマそのものだったけど、
会話の掛け合いのところはおもしろい。
「これこそラブコメの王道」というような映画でした。
ところで、ラブコメというジャンルができたのはいつからか。
ラブとコメディはなぜ相性がよかったのか。
たぶん、どっちに転んでも笑えるからなのかな。
そういえば、戦争ものとコメディという取り合わせは
チャップリン以外ほとんどないのではないか。
青春とコメディはあるし、これからもいけると思う。
裁判ものとコメディはどうだろうか。
あってもいいような気がする。
おっと、本題から外れてしまった。
この映画の主人公たちは、最初に喜び、次に落胆し、新たな出会いが
あってうまく行きそうになるが、試練を与えられ苦悩する。
しかし、それも乗り越え、ハッピーエンドを迎える。
ベタでわかりやすさを求める人にはおススメです。