「お幸せに!」という挨拶

結婚して、「お幸せに!」という閉めの挨拶があるのだな
ということに気づきました。
これをよく言われるんです。
最初、言われたときは面食らった。
しばらく会わなくなるときの別れの挨拶のような気がしないでもない。
友だちが結婚しても、自分は「お幸せに!」なんて言わなかった。
こういうときはなんと返事すればいいんでしょうね。
「はい、そうですね」だろうか? それとも、
「まあ、がんばります」だろうか? それとも、
「お前もがんばれよ!」だろうか。
ぼくはよくわかんなかったので、
「はい、ありがとうございます!」
ということにしておきました。
今頃だと、「よいお年を!」と言ってくれる方もいる。
なので、「お幸せに! よいお年を!」と言ってくれる。
こういう人にはどう返事すればいいのだろうか。
「はい、ありがとうございます! よいお年を!」と
いうことになるのであろうか。かなり忙しい。
舌を噛みそうである。
これが年明けになるとどうなるのだろうか。
「あけましておめでとうございます! 今年もよろしく
お願いします。お幸せに!」と言われるのであろうか。
めでたいと言われているのに、さらに幸せになってねと
言われてしまうのである。
さらに、仕事での電話になるともっと複雑だ。
「いつもお世話になっております。あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。お幸せに!」ということになる。
もったいないお言葉である。
ともかく、「お幸せに」という決まり文句が、日本にはあったのか
ということに気づいたのでした。