ケンカはつきもの

先に結婚した友だちからは、式の準備で相方とケンカをしたという
話をよく聞いていました。
「そうかそうか、大丈夫か?」なんて話していました。
われわれの場合は、小さな言い合いはあっても、
ほとんどケンカらしいケンカはしませんでしたが、
一度だけふたりともブチ切れたことがありました。
木村拓哉さん並みに「ちょ、おまっ、待てよッ!」なんて、
言いそうになった自分がいました。
つい頭に血が上ると、売り言葉に買い言葉になってしまう。
お互い意地になり、そのときは謝りの言葉もない。
けれど、冷静になってみると、たいしたことじゃないな
と思えるのです。
結婚式の準備というのは、二人の価値観が真っ向から対立する、
初めての本格的な出来事なんです。衝突して当たり前。
何を重視するのか。
自分たちのたのしみか、ゲストへの配慮か、お金の問題か。
席次表ひとつとっても並びで悩みます。
万事がこうだから、ケンカしないわけがない。
でも、ケンカしたからって、どうってことないんですね。
あとでたくさん話せばいいことです。
自分が友だちに「大丈夫か?」って言ってたのが、
なんかバカらしく思えました。
式前のケンカは、通過儀礼なんだと気づきました。
言いたいことも言えずに腹にしまっておくのが、
もっともいけないですね。
これからも思ったことはできるだけ言うようにしたい
(といっても限度はあるけど)と思います。