ユーモアを語りはじめた日本の政治家

「あれっ?」と思った人も多かったのではないか。
六か国協議に北朝鮮が復帰するとの情報を受けて、
自民党中川昭一政調会長がこう言った。
「寅さんが旅に出て、ふらっと戻ってきたら
かばんの中に核実験が入っていた」
以前なら「寅さんにたとえるなんて不謹慎だ」なんて
いう人もいただろう。
でも、小泉前首相の影響からか、こういうユーモアを
交えたたとえ話に寛容になってきた。
麻生太郎外務大臣もユーモアのセンスがある。
ユーモアを交えた弁舌は国際政治の舞台では当たり前らしいから、
日本の政治家もそれに習うようになってきたのかなと思う。
この手のユーモアには、その場の雰囲気を和らげたり、
国民に広く関心を持ってもらうといった効果がある。
ユーモアを解する政治家を見るのはそうそう悪くない。