調布花火大会でデモ行進!?

花火大会って行くまでがかったるいんですが、
行ったら楽しめる。
この差がもっとも大きなイベントであります。
調布の花火大会は多摩川河川敷から打ち上げられる。
陽が落ち、あたりが暗くなる午後7時20分から打ち上げ開始。
7時10分ごろ会場近くの駅に到着した。
歩いて河川敷に向かっていると、花火が上がり始める。
それにしてもなんという人の数。
まるで改革開放をもとめてデモ行進する民衆のようだ。
途中、土手の道路で信号待ちの民衆の群れに遭遇する。
みんな口々に「われわれを通せ! うおー」と
言っているようです。
「われわれにパンと毛布を!」と言っているようです。
民衆は花火という改革がぶち上げられるのを観たいのです。
そして、河川敷に行ったのはいいのですが、
そこから列が動かない。ちょっとずつ前進します。
そんなこんなで立ち見をするしかなかったのです。
花火を見終わると、人々はいっせいに駅に向かって
歩き出します。車道の真ん中を堂々と歩きます。
プラカードを持って、
「消費税率アップ、はんたーい」と言いたくなってきます。
デモ行進に参加したことはありませんが、
群集となって大勢の人と行動するのはとても心強いものですね。
夜道もなんら怖くありません。
そればかりか、とても気持ちが大きくなってきます。
車が来てもがへっちゃらでみんな車道を闊歩します。
これが人々をデモ行進に駆り立てる群集心理なのです。
いつだったか、花火客でごった返した歩道橋で死亡事故が
ありましたね。あれがまさに群集心理です。
「やれいけ、それいけ」の心理です。
「赤信号、みんなで渡ればこわくない」はビートたけし氏の
名言ですが、それをまざまざと実感したのでした。