金余りの先に何が待っている?

この1年で株の投資をする人がぐっと増えましたね。
日本は戦後ずっと長い間、直接金融の割合が少なくて、間接金融が
主体だったんですよね。
つまり、自分で投資するのではなくて、預貯金をして金融機関が
運用し、そのさやを抜かれたあとのアガリを受け取っていた。
それが、戦後、高度成長の中で、企業の株の持合が
主体となったため、間接金融の割合が増した。
で、ですね、オンライン取引ができるようになったり、
手数料が劇的に下がったり、あるいはライブドアが登場して、
株式分割をやったりしたので、株投資をする人が急激に増えた。
今、信じられないでしょうが、世の中は「金余り」なんです。
預貯金をしていても増えないから、どっかに運用先はないか
と血眼になっております。
私は株投資をやっていません。
やるんなら本気でやりたいのですが、今のところやろうという気が
起きないんです。
自分で働いたお金だけで生活したり、遊んだりしたほうが
張り合いが出るというか、まあ、そんな感じです。
今後、郵政公社は株式会社化され、民間企業になりますが、
郵貯簡保に流れていた個人のお金が、またさらに個人投資家
よって市場に流れていくのでしょうか。
いったいどこにそんなお金を運用する先があるのか。
今後、インフレになったらどうやって運用先を見つけるのでしょう。
また、証券化するものを開発するのでしょうか。
海外に投資するというのが一番現実的なのかもしれません。
バブルとも言われる現在の好景気がどうなっていくのか、
いくらか投資してみて〝当事者〟になっておくのも
悪くないかもしれませんね。