ぼくはこう思う

27日のブログに書いたことへの、ぼく自身の見解はこうです。
ぼくは2番の考えです。理由はこうです。
1.仲間を売るぐらいなら最初から穴掘りには参加しない。
  穴掘りに参加するなら、絶対に最後まで裏切らない。
2.所長に密告したことは、自分が自由の身になるという彼の
  私利私欲から出たものである。
3.その証拠に、穴掘りに加わらない、穴を掘る前に密告するなど、
  未然に脱獄を防ぐ方法は他にいくらでもあるのに、穴が完成して
  から密告したのは、彼が葛藤したうえで仲間との絆より自分の
  欲を取ったからである。


ぼくがどうしても気になったのは、社会的ルールと、感情とか情緒と
いったものは、必ずしも一致するものではないということ。
私利私欲ばかり考えるような世の中である(ように見える)のに、
社会的に正しいと思えることが、実は人の道に反しているのではないか
と思うことがあるのです。
ルールにさえ従っていれば、人や自分の心を裏切っても
いいという人がどれだけいるのだろうか。
また、ルールに従っていても、人間としては間違っていると
断定できる人がどれくらいいるのだろうか。
ルールとは合理的で効率的なもの、一方、感情や情緒というのは
不合理かつ説明のつかないものです。
これまではルールとか効率、合理的であることを重視しすぎました。
これからの時代は感情や情緒というものがよりいっそう重視される
世の中になると思います。
今回はどういう考えの人がいるのか、単純に知りたかったのです。
コメントを頂いた方に、心よりお礼を申し上げます。